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phytobalance:本サイト Healing Touch Tokyo ヒーリングタッチ東京:ブログ アマゾン屋だより ジャングル守リンク! ジャングルを守るための活動をされている皆様です!! ★ASPRIDEQ' Manuエリアの森林保護活動を実践するペルーのNGO ★ACCA アマゾンの生物多様性を守る活動を実践するペルーのNGO ★NPO法人熱帯森林保護団体 ブラジルアマゾンとそこに暮らす先住民を支援 ★マヤナッツ グァテマラの森、森に住む人々を守るためにマヤナッツを販売 ★コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 自然生態系と人とのかかわりを重視した環境活動を実践する民間非営利の国際組織 ★Rainforest Alliance 土地利用、商取引、消費者行動の変容により、生物多様性を維持し、持続可能な生活を確保することを使命とし、熱帯雨林の保護活動を実践する国際非営利組織 *各団体に許可を得て、リンクさせていただいております。 最新のトラックバック
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2016年 05月 06日
キャッツクロウ第2弾! キャッツクロウ(猫の爪)。スペイン語でUña de Gatoと呼ばれるアカネ科(Rubiaceae)のつる性植物。アマゾンで最も有名な薬用植物。中南米の熱帯林に生育しているのだが、世界に流通しているキャッツクロウのほとんどがペルー産である。日本でも、ハーブティやサプリとして購入することができる。基本情報は、第1弾ご一読を。 今回は、キャッツクロウの生育地での採取現場から。 何千もの川が注ぎこむアマゾン河の最大の上流であるペルー領域内に流れるウカヤリ川。その川に面する先住民シピボ族のあるコミュニティでキャッツクロウの採取に同行した。 住居が集まっているところから、農地を抜けて、森の中を小1時間歩く。写真(左)は、ジャングルっぽくみえるけど、実は2次林。つまり、以前は農地だったところに木々が成長したところ。このあたりだと、農地は2年~4年くらい使うと痩せてしまう。痩せた農地は、7~8年から、15年近く放置して森に返す。その間利用していた農地が痩せてくると、次はそこを放置する。同時に、森に返ったこのような2次林の木々を伐採して、燃やし、農地にする。いわゆる焼畑農業を行っている。4年くらいもすれば、素人目にはわからないくらいの森に育っていく。 つる性植物と言っても、アサガオのつるとは大違い、こんなにも太くなるのだ!それが、そびえたつ木々を頼りに、あちらこちらに絡まりながら伸びる。まずは、少年がマシェッテをハチマキから背後にぶら下げ、木に登り、そのからまりを切り落とすのだ!すると、太いつるがどさっと落ちてくる。そして、限りなく根本に近いところからバッサリ!でも、横からすぐに伸びてくるとのこと。 切り落とされた長い太いつるは、手の平広げて5つ分くらいの長さに切った別な植物の茎を物差しにして、一定の長さに切っていく。1mくらいかな。マシェッテで一振りずつ。チョップ!チョップ!すると、子どもたちがいっせいにチョップされたキャッツクロウに群がり、持ち上げて、別な木に立てかける。何をするのかと思いきや!水を飲んでいるのだ!キャッツクロウのつるの真ん中の管から水が沢山!蒸しているジャングルの中ではありがたい!(ちなみに、彼らは畑に出る時に水など持ってはいかない。)ジャングルには、水を蓄えた木が沢山あるから、長期の遠征に出かける時でさえも水筒は不要だという。 水をいただいた後は、いよいよ木肌をマシェッテで削って、そして、樹皮を剥ぎ取る。あっという間だ。1本分の樹皮を剥ぐのに1分もかからない!この樹皮の部分を出荷する。育って4年目くらいの太さだと、3辺で樹皮がとれるそう。5年待てば、4辺でとれるので、その分沢山取れる。とにかく速い! こんな作業を、パッ、パッ、パッっとこなし、あっという間にキャッツクロウの樹皮の山が!樹皮を剥ぐと、手は黒くなってしまう!別な木の皮をなめして紐を作って、樹皮を適当な束にして縛る。運ぶ時はシピポ族の得意技、頭にハチマキを巻いて、頭で背負うのだ! 収穫をした樹皮は、天日干しにして乾かす。そして、近くの町の卸業者へ出荷する。この業者は、さらに首都リマに出荷。2000年以降、ペルーでは、このままのキャッツクロウの輸出を制限している。輸出業者のみならず、卸業者すらも許可が必要。ちなみに、アマゾンの町中では、こんな風(写真右下)に売られている。 どんどん生えてくるから無くなる心配はない、と言いつつ、年々、森の奥に行かないと見つからない、、とも言っていた。かつて、キャッツクロウの栽培を試みた企業があったが、含有有効成分が少なかったとか。今は、その企業は栽培していない。また、このコミュニティがあるような低地アマゾン(標高150mくらい)より、若干高地のアマゾンに生育するキャッツクロウの方が、有効成分が豊富、という研究報告もある。キャッツクロウは、この樹皮を割いて適当な量を煎じて飲む。とっても苦いけど、苦いほど身体にはいいのだ、と教わった。 #
by Amazon_Peru
| 2016-05-06 19:40
| アマゾンハーブ・Herbs
2012年 05月 27日
都市部に住んでいる者なら誰だって驚くだろう。
ジャングルを歩いているとは言え、いきなりこのような仲間にでくわしたら。 その深い毛並に目が奪われて、ちょっと怖い感じが第一印象。 CICRAに着いた翌日、ジャングル探検初日に出会った。 現地では、Huapo(ウアポ)と呼ばれる霊長目の仲間。スペイン語のGuapo(ハンサムの意)がその名の由来とのこと! 顔をよく見ると、確かに人間っぽいけど、ハンサム?かなぁ~? Huapoの学名はPithecia irrorata、一般には、サキ(Saki Monkey)と呼ばれるサキ科サキ属(Pitheciidae、Pitheciinae)の仲間。サキ科の仲間は、南米でのみ見られるのだけど、このHuapoは、アマゾンでも、ブラジル西南部、ボリビア西北部、そして、ペルー東部、詳しくはマードレ・デ・ディオス郡に生息する。 私が出会った2回とも、サキは1匹でお食事をしていたのだけど、通常は、2~9匹くらいのグループで行動しているらしい。写真は、マメを食べているところだけど、植物の種子、果肉、葉っぱ、花、そして、昆虫を食すとのこと。 食べているしぐさも人間っぽく、可愛いくもあるのだけど、顔はちょっと怖い感じ。 IUCNのレッドリストでは、「軽度懸念・LC(Least Concern)」に登録されている。とりあえずは、絶滅の心配はないそうだけど、狩猟の対象になっており、また、その生息地を失いつつある状況にあるという。 If you live in a city, you must get surprised to see this the first time even if you know you are walking in a rainforest. Its heavily haird body catches your eyes and makes it look like a bit scarely! I encountered this at the frist walk in CICRA after I saw a tiny tamarin monky. It is locally called Huapo, delived from Spanish "Guapo" meaning good-looking! In deed, its face looks a like human, but, does it look handsom? Huapo (Pithecia irrorata) is a speices of Saki monkey belonging to Pitheciidae and is only find in Amazon, especially in south-western Brazil, north-west Bolivia and north of the Madre de Dios in Peru. Huapo was eating seeds like a human, and its gesture even looks cute. But, its face still looks scarely, doesn't it? Pithecia irrorata is listed as LC (Least concern) in IUCN red list. It is not endangered, but is hunted and facing habitats loss according to IUCN. #
by Amazon_Peru
| 2012-05-27 18:58
| アマゾンの生き物・Lives
2012年 04月 29日
アチョーテ!
この名前の響き!お蔭で名前はすぐに覚えた。 ボランティアをしたアマル・マヨでは、料理が得意なボス、ダンテが、必ず最後に加えるのが、このアチョーテだった。 アチョーテは、その種子にアナトーと呼ばれる真赤な色素を含む。カルテノイド類のビキシンという色素成分だ。お料理にいれていて、色だけでなく、フレーバーも加える、と言っていたけど、味は?あまりしない。だけど、たんぱく質が豊富らしい。 アマゾンの先住民にとって、アナトーは、ボディ・ペイントに欠かせない代表的な赤色染料。単に身体に模様を施すためだけでなく、蚊よけにもなったりするらしい。もちろん、衣類の染料としても使われてきた。 アチョーテは、ベニノキ科ベニノキ(ビクサ)属の仲間で、学名は、Bixa orellanaという。熱帯アメリカ原産。いまでは、アジアでも栽培されていて、食糧色素として、チーズやバター、パンやポップコーンなど様々なものに使われている。きれいなピンクの花が咲くらしいのだけど、まだ見ていない。 先住民たちは、また、アチョーテを様々な症状に用いてきた。シュート(茎と葉)は、赤痢、性病、熱に用いられ、葉っぱは、扁桃腺、肝炎、皮膚炎に使う。これもまた薬用植物ということだ。 せっかくペルーでお料理用に買ってきたのだけどね、全然使えてない。 Achote! It was easy to remember the name as its sound is a bit funny to me. Our boss at Amaru Mayo where I stayed as a volunteer loves to use Achote in his cooking (his is a good cook!). Achote (Bixa orellana), a native to the tropical South America, contains red pigment called annatto in its seeds. It’s chemical name is Bixin, a carotenoid. Our boss uses Achote in his cooking for color and flavor. But, I could not taste any! Achote also contains rich protein. For the Amazonia indigenous people, Annatto is essential for red color of body painting. They use it not only for painting but as mosquito repellent and for dying clothes. Achote was also used as medicine: its shoot for dysentery, sexual diseases and fever, and its leaves for tonsillitis, hepatitis and dermatitis. Well, another medicinal plant! I brought the Achote powder back to Japan, yet cannot cook well with it. 写真上から2番目:Wikipedia 使用許可写真/photo on the 2nd top via Wikipedia. The permission of use is granted. http://en.wikipedia.org/wiki/File:Bixa_orellana_fruit_open.jpg 写真下から2番目提供/photo on the 2nd bottom by: S. L. L. Manu Official Guide. #
by amazon_peru
| 2012-04-29 15:44
| アマゾンハーブ・Herbs
2011年 10月 23日
ボランティアで滞在したアマル・マヨの畑。
パイナップルやカカオ、薬草など、沢山植えられていたのだけど、その周りに植えられていたのがバルバスコ(Barbasco)。 バルバスコは、学名をLonchocarpus urucu とするマメ科ロンチョカルプス属の仲間。ペルーやブラジル、ギアナが原産。 バルバスコは、根や茎にロテノンという毒性の成分を含む樹脂があるため、殺虫剤や農薬の成分として用いられ、また、天然の農薬として有機栽培に使われてきた。また、多くの先住民達が、長い間魚を捕る時に用いてきた。アマル・マヨでも、害虫よけとして植えられていたのだ。 ロテノンは、ラットに注射した研究でパーキンソン症候群の発症の原因となると報告されているし、意図的に摂取すると死に至る危険性もあり、注意を要する成分。人や動物への毒性は中程度とされているのだけれどもね。 "Barbascos" were planted around pineapple, cacao, and medicinal plant in the Chakra (cultivated field) of Amaru Mayo where I stayed as a vulnteer. Brabasco (Lonchocarpus urucu) belongs to Fabaceae Family and is native to Peru, Brazil and Guiana. Barbasco, in its roots, contains rotenone, which is a toxic chemical. For this reason, Barbasco has been used for catching fish by native people for a long time. Rotenone is a chemical used for commercial insecticide and pesticide as well as organic farming. In Amaru Mayo, it was planted assuming it functions as pesticide. Although the toxicity of rotenone is medium for people and animals, a research experiment shows that the chemical causes Parkinson's syndrome in rat. If one intentionally swallows it down without vomiting successfully (!), it is said that it may cause death!! #
by Amazon_Peru
| 2011-10-23 12:47
| アマゾンの植物・Plants
2011年 10月 08日
真夜中、トイレに起きる。
電気はないから、LEDのヘッドライト持参。 ジャングルのロッジといっても、部屋はシャワーとトイレ付。 トイレを照らすと・・・・ ちょっと大きかったけどね。何もしてこないから、無害。叫ぶこともなく・・・ 蚊より、全然いい。 これでも、アマゾンに来てくれる? At midnight, I woke up for bathroom. There was no electricity, so I took my LED head light with me. Thank god! The room had shower and toilet in a lodge in Amazon. I did not need to walk outside. When I lit the bathroom..... It was a big one. But, it was much better than mosquitos always! Of course, I did not scream! I hope you still want to come to Amazon!! #
by Amazon_Peru
| 2011-10-08 21:45
| アマゾンの生き物・Lives
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